- ● 分子サイズとは?
- ● 関連装置
分子サイズを表す指標にはさまざまなパラメータがありますが、その中でも 回転半径(Radius of Gyration:Rg) は最も広く用いられている指標の一つです。
Rg は、分子の重心から各質量要素までの距離の質量加重平均として定義され、溶液中における分子の大きさや構造(コンフォメーション)を表す重要なパラメータです。
光散乱測定において、Rg は分子がコンパクトな構造を持つ小さな分子なのか、あるいは広がった構造を持つ大きな分子なのかを判断するための重要な指標となります。分子サイズがある一定の大きさを超えると、散乱光の強度は散乱角度に依存する特性を示すようになります。この場合、正確な解析のためには低角度光散乱(Low-Angle Light Scattering)による測定が必要となります。
低角度光散乱と直角光散乱の信号を組み合わせて解析することで、絶対分子量(Absolute Molecular Weight)と 回転半径(Rg) を同時に求めることが可能になります。これにより、分子量だけでは得られない分子構造や分子の広がりに関するより詳細な情報を得ることができます。
