レーザー回折式粒度分布測定による農薬品質の評価
農薬製品において、粒子径は残効性、生物活性、製剤の安定性に直接影響する重要な要素です。そのため、製品の品質管理(QC)の工程では、粒度分布の評価が不可欠となります。本アプリケーションノートでは、懸濁型農薬の粒子径分布をレーザー回折法で測定し、品質の評価を行った事例をご紹介します。
測定概要
使用機種:Bettersizer ST
対象業界:農薬
試料:懸濁剤タイプの農薬製剤(SC)
測定項目:粒度分布
測定原理:レーザー回折法
Bettersizer STは、微細粒子から粗大粒子までの粒度分布を迅速かつ正確に測定できる装置です。農薬の品質管理においては、粒度分布を把...
BAT-1 オート滴定装置によるアルミナ(Al₂O₃)のpH依存ゼータ電位測定
酸化アルミニウム(Al₂O₃)は多用途な材料として広く使用されており、表面修飾条件下での安定性評価は重要な研究テーマの一つです。粒子のゼータ電位は、分散媒のpHや化学組成により変化し、分散安定性の指標となります。本アプリケーションノートでは、BeNanoシリーズとBAT-1 オート滴定装置を組み合わせ、pHに応じたAl₂O₃粒子のゼータ電位を測定しました。
使用機器
BeNanoシリーズ:ナノ粒子サイズおよびゼータ電位の高精度測定
BAT-1 オート滴定装置:自動pH滴定により、pH変化に対する粒子挙動を連続的に観察可能
測定情報
対象サンプル:酸化アルミニウム(Al₂...
医薬品製剤および原薬における粒子径分析の留意点と実践的アプローチ
医薬品の品質向上は、開発および製造における基本方針であり、とりわけ製剤の溶出挙動においては粒子径が極めて重要な要素となります。製剤や原薬の粒子径分布は、溶解速度・生物学的利用能・製品均一性などに直接的な影響を与えるため、製薬業界では高精度な測定と正確な評価が求められます。
しかし、現場では以下のような課題が少なくありません:
測定条件(分散方法や装置設定)の違いにより、同一試料でも異なる結果が得られる
製造業者間で異なる粒子径データが提示されることがある
どの測定結果が“正しい粒度分布”を反映しているのか判断に迷う
本アプリケーションノートでは、これ...