粒子径の変化が空隙率に与える影響を明らかに
粉体の充填性を評価する上で欠かせない空隙率(ボイド率)は、製剤プロセスや構造材料など多くの用途で物性や性能に直結します。本アプリケーションノートでは、粒子径の異なるガラスビーズを用いて、真密度/骨格密度/タップ密度/空隙率を比較・評価しました。その結果、粒子径の変化が空隙率にどのような影響を与えるかを定量的に把握することができ、粉体設計・製造におけるパラメータ最適化に有用な知見が得られました。
製品
BetterPyc 380
高精度ガス置換法による真密度測定
自動タップ密度測定との組み合わせによる空隙率計算
製品設計や原料評価に役立つ信頼性の高い測定
測定対象
業界:製薬、建...
医薬錠剤用粉体の流動性評価方法
錠剤化(打錠)は、固形製剤における代表的な製造技術です。その中で、原料粉体の流動性・充填性・圧縮性は、混合や搬送などの工程に影響を与えるだけでなく、錠剤の重量均一性や含量均一性といった品質指標にも大きく関与します。
本アプリケーションノートでは、粉体の流動性と充填性を評価するために、以下の物性パラメータに基づく測定を行いました。
安息角(Angle of Repose)
圧縮度(Compression Ratio)
ハウスナー比(Hausner Ratio)
これらの指標により、製剤設計や工程管理における粉体特性の把握が可能となります。
使用装置
PowderPro...
リゾチームの粒子径・分子量・熱変性挙動の評価 – BeNano 90 Zetaによる測定事例
リゾチーム(Lysozyme)は、グラム陽性菌の細胞壁を分解する酵素として広く知られており、その構造の単純さと入手のしやすさから、現在でも多くのバイオ研究でモデルタンパク質として使用されています。
本アプリケーションノートでは、BeNano 90 Zetaを用いて以下の測定を実施しました:
粒子径の測定(動的光散乱法:DLS)
分子量の推定(静的光散乱法:SLS)
高温環境下での熱変性挙動の追跡
特に、BeNano 90 Zetaの高精度な温度制御機能により、加熱条件下での粒子サイズ変化をリアルタイムに観察することが可能です。本測定では、リゾチームの加熱に伴う構造変化や凝集...