リゾチームの粒子径・分子量・熱変性挙動の評価 – BeNano 90 Zetaによる測定事例
2021-02-22Application Note
リゾチーム（Lysozyme）は、グラム陽性菌の細胞壁を分解する酵素として広く知られており、その構造の単純さと入手のしやすさから、現在でも多くのバイオ研究でモデルタンパク質として使用されています。
本アプリケーションノートでは、BeNano 90 Zetaを用いて以下の測定を実施しました：
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粒子径の測定（動的光散乱法：DLS）
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分子量の推定（静的光散乱法：SLS）
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高温環境下での熱変性挙動の追跡
特に、BeNano 90 Zetaの高精度な温度制御機能により、加熱条件下での粒子サイズ変化をリアルタイムに観察することが可能です。本測定では、リゾチームの加熱に伴う構造変化や凝集挙動を明確に捉えることができました。
このように、粒子径・分子量・熱安定性の3つの観点からタンパク質の挙動を包括的に評価できる点は、バイオ医薬品の開発やタンパク質安定化研究において大きな意義を持ちます。
使用装置：BeNano 90 Zeta
測定対象：リゾチーム（Lysozyme）
測定項目：粒子径、分子量、熱変性挙動
使用技術：動的光散乱法（DLS）、静的光散乱法（SLS）
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