粉体塗料の粒子径および粒子形状解析
粉体塗料の製造において、粒子径は塗布性能や最終製品の品質に直結する重要な物性です。本アプリケーションノートでは、複数の粉体塗料サンプルを対象に、レーザー回折法および動的画像解析法により粒子径および粒子形状の評価を実施しました。
従来のふるい分けや沈降法に代わり、操作性に優れ、短時間で高い再現性をもって測定できるこれらの手法は、粉体塗料の品質管理や開発において有効なツールとなります。
使用装置:
Bettersizer 2600
Bettersizer S3 Plus
産業分野:
塗料、インキ、顔料、コーティング
測定試料:
粉体塗料(Powder Coatings...
脂肪エマルションのゼータ電位測定
BeNano 180 Zeta の電気泳動光散乱法(ELS)を用い、高濃度脂肪エマルション懸濁液のゼータ電位測定を実施しました。革新的な光学設計と短光路の折り曲げ型キャピラリーセルにより、高濃度試料でも安定かつ高感度な測定が可能であることが実証されました。また、本研究では「高濃度のまま測定したゼータ電位値は、真の値を正確に反映しない可能性がある」ことも示されており、適切な希釈操作の重要性が強調されています。特に未知の水系サンプルについては、濃度滴定実験を通じて最適な測定濃度範囲を特定することが推奨されます。
製品情報
BeNanoシリーズ(BeNano 180 Zeta)
測定技術:電気...
レーザー回折法によるSi/C複合負極材料の粒子径分布解析
次世代のリチウムイオン電池において、シリコン/カーボン(Si/C)複合負極は、その高い理論容量から大きな注目を集めています。本アプリケーションノートでは、エネルギー密度の最大化を目的とし、Si/C負極材料のタップ密度や比表面積に大きな影響を与える粒子径分布を評価します。Bettersizer 2600とBT-80N耐腐食型湿式分散ユニットを組み合わせることで、有機溶剤中における高精度かつ高再現性の粒子径測定が可能です。
測定装置
Bettersizer 2600(レーザー回折式粒子径分布測定装置)
産業分野
電池材料
サンプル
Si/C複合負極材(リチウムイオン電池用)
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