BeNano 180 Zeta によるショ糖溶液のレオロジー特性評価
本アプリケーションノートでは、動的光散乱マイクロレオロジー(DLS Microrheology)を用いて、ショ糖溶液中のトレーサー粒子の平均二乗変位(MSD)を測定し、粘弾性および複素粘度などのレオロジー特性を評価しました。
濃度の異なるショ糖溶液を対象とした結果、高濃度では粒子の移動が遅くなり、粘度が上昇する傾向が明確に示されました。本測定は、BeNano シリーズが液体サンプルのレオロジー特性評価に有効であることを示しています。
使用機器
BeNanoシリーズ ナノ粒子サイズ・ゼータ電位・レオロジー特性を高感度で測定可能な多機能アナライザー
測定技術:動的光散乱マイクロレオロジー...
製薬分野における乾式分散粒子径測定の有効性
従来、レーザー回折法による粒子径測定は、液体中に試料を分散させる「湿式測定」が一般的でした。
しかし、環境負荷低減や作業者の安全性確保の観点から、乾式測定への関心が高まっています。
本資料では、25年にわたる技術革新により、乾式測定がいかに進化し、凝集性の高い医薬品粉体でも安定した再現性ある測定が可能となったかをご紹介します。
使用機器
ベターサイザー2600
レーザー回折式粒子径分布測定装置(乾式・湿式両対応)
対象業界・試料
業界:製薬
試料例: ・微結晶セルロース(MCC) ・カルボキシメチルデンプンナトリウム(SSG) ・デキストリン ・セチリジン塩酸塩 ・チカグレロル ・オ...
レーザー回折式粒度分布測定による農薬品質の評価
農薬製品において、粒子径は残効性、生物活性、製剤の安定性に直接影響する重要な要素です。そのため、製品の品質管理(QC)の工程では、粒度分布の評価が不可欠となります。本アプリケーションノートでは、懸濁型農薬の粒子径分布をレーザー回折法で測定し、品質の評価を行った事例をご紹介します。
測定概要
使用機種:Bettersizer ST
対象業界:農薬
試料:懸濁剤タイプの農薬製剤(SC)
測定項目:粒度分布
測定原理:レーザー回折法
Bettersizer STは、微細粒子から粗大粒子までの粒度分布を迅速かつ正確に測定できる装置です。農薬の品質管理においては、粒度分布を把...