医薬品粉体におけるタップ密度測定の標準化手法
タップ密度は、粉体の圧縮度や流動性を評価する上で重要な物性のひとつです。医薬品の製剤設計においては、QbD(Quality by Design)やGMP(適正製造基準)の観点からも、再現性のある測定が求められています。本アプリケーションノートでは、USPおよびPh. Eur.に準拠した「BeDensi T Pro シリーズ」を用いて、ラクトース、マンニトール、微結晶セルロースの標準化されたタップ密度試験を実施しました。
使用装置: BeDensi T Pro シリーズ
対象試料: 医薬品用賦形剤(ラクトース、マンニトール、微結晶セルロース)
測定項目: タップ密度・粉体特性
測定技術: 粉体...
アルミナ研磨材の粒径およびゼータ電位の測定
アルミナの分散安定性と粒径特性は、研磨性能や加工品質に大きく影響します。本アプリケーションノートでは、BeNano 90 Zeta を用いて、水系分散下におけるナノアルミナの粒径およびゼータ電位を高精度に評価した事例をご紹介します。
製品情報
BeNano シリーズ ナノ粒子径・ゼータ電位測定装置
測定原理: - 動的光散乱法(DLS) - 電気泳動光散乱法(ELS)
測定対象サイズ:0.3 nm ~ 15 μm
特長:微量サンプル対応・自動温度・pHトレンド測定
測定対象
アルミナ(Al₂O₃)
主な用途分野
研磨材
測定項目
粒子径分布
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ドンペリドン原薬におけるレーザー回折法を用いた粒子径分布測定と分散手法の検討
医薬品有効成分(API)であるドンペリドン(Domperidone)の粒子径分布は、製剤の溶出性・均一性・安定性などの品質特性に直接的な影響を及ぼすため、適切な粒度測定と分散手法の選定が不可欠です。
本検討では、レーザー回折式粒子径分布測定装置 Bettersizer 2600 を用い、湿式分散法および乾式分散法により測定を実施し、それぞれの再現性・相関性・データの信頼性について比較評価を行いました。
使用装置
Bettersizer 2600 レーザー回折式粒子径分布測定装置
対象業界
製薬・医薬品
測定対象
ドンペリドン原薬(Domperidone API)
測定項目
粒子径分布...