ガス置換法による固形分の簡便かつ高効率な測定
スラリーにおける固形分(Solid Content)は、製品性能や安定性に直結する重要な物性値です。本アプリケーションノートでは、ガス置換法を用いたシンプルかつ高精度な固形分測定手法をご紹介します。BetterPyc 380 全自動ガスピクノメーターを活用することで、異なる固形分を持つスラリーの密度測定を通じて、迅速に固形分を算出できます。従来手法に比べて前処理の手間が少なく、再現性の高い測定が可能です。
製品
BetterPyc 380全自動ガスピクノメーター
スラリー試料にも対応したガス置換法による密度測定
簡便な操作で、繰り返し測定においても高い再現性
固形分の管理、製品品質のばらつ...
アルミナ粉末のレーザー回折法による粒度分布測定
セラミック製品の性能は、使用する粉体の粒子径分布に大きく影響を受けます。特に粉末・スラリー・造粒品など、加工工程ごとに異なる形態の粒子径管理が求められます。 本ノートでは、アルミナ(Al₂O₃)の粉末・スラリー・造粒品の3形態を対象に、Bettersizer STを用いて粒度分布を測定しました。造粒品については、5回の繰り返し測定で高い再現性(D50の標準偏差0.67%)が得られ、装置の信頼性を実証しました。
測定概要
使用装置:Bettersizer ST
対象試料:アルミナ(粉末、スラリー、造粒品)
業界:セラミックス
測定項目:粒子径分布(D10/D50/D90)
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セラミック応用事例集 — 製造効率と品質向上のための粒子分析
セラミック応用事例集 — 製造効率と品質向上のための粒子分析
セラミック業界において、粒子分析は製品の品質と性能を左右する重要な工程です。セラミック粉末の粒子径、形状、分布は、焼結性、機械的特性、耐久性などの最終製品の特性に大きな影響を与えます。今回ご紹介する5つのセラミック応用事例では、粒子分析の重要性と、Bettersize Instruments の精密分析技術がセラミック業界の専門家にどのように貢献しているかをご覧いただけます。