チョコレートの粒子径分析におけるレーザー回折法の応用
チョコレートの製造工程および最終製品の品質は、粒子径とその分布に大きく依存しています。特に、なめらかな口当たりや溶解性、加工性といった物性に直結するため、微細な粒度管理は製品の高付加価値化に不可欠です。
本アプリケーションノートでは、Bettersizer 2600 レーザー回折式粒子径分布測定装置を用い、複数種類のチョコレート(ダーク、ミルク、ホワイト)について、粒子径分布を測定・比較しました。測定対象は、各国で製造された製品を含み、国や製法による粒子径の違いを視覚的に評価しています。
測定装置
Bettersizer 2600
適用分野
食品・飲料(チョコレート製造、品質管理、研究...
BAT-1 オート滴定装置によるアルミナ(Al₂O₃)のpH依存ゼータ電位測定
酸化アルミニウム(Al₂O₃)は多用途な材料として広く使用されており、表面修飾条件下での安定性評価は重要な研究テーマの一つです。粒子のゼータ電位は、分散媒のpHや化学組成により変化し、分散安定性の指標となります。本アプリケーションノートでは、BeNanoシリーズとBAT-1 オート滴定装置を組み合わせ、pHに応じたAl₂O₃粒子のゼータ電位を測定しました。
使用機器
BeNanoシリーズ:ナノ粒子サイズおよびゼータ電位の高精度測定
BAT-1 オート滴定装置:自動pH滴定により、pH変化に対する粒子挙動を連続的に観察可能
測定情報
対象サンプル:酸化アルミニウム(Al₂...
動的光散乱法による粒子径測定-色濃いサンプルを希釈させる重要性
動的光散乱法による粒子径測定-色濃いサンプルを希釈させる重要性
色の濃いサンプルは、通常、強い光吸収を示し、動的光散乱(DLS)測定中の散乱光の強度低下や変動を引き起こすことが多いです。そのため、DLS測定で正確な粒子径を得るには、サンプルを適切に希釈することが重要です。
本アプリケーションノートでは、BeNano 180 Zeta Proを使用し、光吸収効果を持つ水溶液に分散した2種類のコロイド懸濁液の粒子径測定を行いました。BeNano 180 Zeta Proの精度と使いやすさにより、光吸収の影響を最小限に抑えた信頼性の高い測定結果を得ることができました。
製品: BeNanoシリーズ業...