粉体塗料の粒子径および粒子形状解析
粉体塗料の製造において、粒子径は塗布性能や最終製品の品質に直結する重要な物性です。本アプリケーションノートでは、複数の粉体塗料サンプルを対象に、レーザー回折法および動的画像解析法により粒子径および粒子形状の評価を実施しました。
従来のふるい分けや沈降法に代わり、操作性に優れ、短時間で高い再現性をもって測定できるこれらの手法は、粉体塗料の品質管理や開発において有効なツールとなります。
使用装置:
Bettersizer 2600
Bettersizer S3 Plus
産業分野:
塗料、インキ、顔料、コーティング
測定試料:
粉体塗料(Powder Coatings...
リチウムイオン電池のエネルギー密度向上を実現する、正極材料のタップ密度評価
タップ密度は、リチウムイオン電池(LIB)に使用される正極材料にとって極めて重要な物性パラメータの一つであり、電池の体積エネルギー密度に直接影響を及ぼします。もう一つの重要な指標である粒度分布と併せて最適化することで、高性能な電池製造を支える材料開発が可能となります。 本アプリケーションノートでは、異なる粉砕条件で処理されたLiFePO₄(LFP)正極材料におけるタップ密度および粒度分布の関係を、BeDensi T ProシリーズおよびBettersizer STを用いて評価しました。
使用装置:
BeDensi T Pro シリーズ:タップ式密度試験機(USP/EP/ISO/ASTM対...
セメント業界におけるBT-Online1レーザー回折式粒子径測定装置の応用
セメントの粒子径分布は、製品の物理的・機械的特性、コンクリートの施工性や耐久性に直接影響を及ぼします。そのため、粒子径分布を最適化することは、製品品質の向上やエネルギー消費の削減において非常に重要であり、近年ますます注目が高まっています。
本アプリケーションノートでは、BT-Online1(オンラインレーザー回折式粒子径分布測定装置)と、ラボ用レーザー回折式粒子径分布測定装置による測定結果を比較しました。異なる粉砕機の回転速度下でのセメント粒子径分布を検証するとともに、BeVision S1画像解析式粒子径分析装置により粗大粒子の存在を確認しています。
使用装置
BT-Online1(...