コーヒーフレッシュの「ゼータ電位」とは?〜BeNano 90 Zetaを使った測定事例〜
粉末状のコーヒーフレッシュ(クリーミングパウダー)がコーヒーにしっかり溶けて、なめらかな口当たりを生むには、目に見えない「粒子の表面電荷」が深く関係しています。その指標となるのが「ゼータ電位(Zeta Potential)」です。
ゼータ電位とは、液体中に分散している微粒子が持つ表面の電気的な性質を示す値で、粒子が安定して分散できるかどうかを知るうえでとても重要です。
この測定には、BeNano 90 Zetaが使われました。
粒子の動きを光でとらえて、ゼータ電位をすばやく・正確に測定することができます。
今回の測定では、pHの違いによってコーヒーフレッシュのゼータ電位がどう変わるのかを...
コーヒー抽出と粉砕コーヒー豆の粒子径の関係性の検討
コーヒーの味や香り、抽出効率は、粉砕されたコーヒー豆の粒子径およびその分布に大きく左右されます。粒子径が細かすぎると過抽出による雑味の原因となり、逆に粗すぎると抽出不足となるため、適切な粒度制御は風味の安定化に不可欠です。
本アプリケーションノートでは、レーザー回折式粒子径分布測定装置 Bettersizer 2600 を用いて、複数の粉砕コーヒーサンプルの粒子径および分布の測定を行いました。食品・飲料分野における品質管理および製造条件の最適化に有効なソリューションを提供します。
測定装置
Bettersizer 2600
適用分野
食品・飲料(コーヒー製造、グラインダー装置の評価など...
漢方生薬粉末におけるレーザー回折法による粒子径測定の研究
漢方生薬粉末の粒子径および粒子径分布は、製品の品質・溶出性・生体利用率に関わる重要な物性パラメータであり、製剤の安定性および安全性にも密接に関与します。ところが、天然由来の漢方原料は粒子形状が不規則かつ不均質であるため、測定手法によって得られる結果にバラツキが生じることが課題となっています。
本研究では、広い測定範囲・迅速な測定・高い再現性を有するレーザー回折法に着目し、同法の原理と特性に加え、漢方生薬粉末への応用可能性について検討しました。
測定対象生薬(粉末)
茯苓(Poria cocos)
黄耆(Astragalus membranaceus)
当帰(Angelica s...