リチウムイオン電池の負極における粒子径と粒子形状がエネルギー密度に与える影響の検討
リチウムイオン電池(LIB)の負極材料において、粒子径と粒子形状は、エネルギー貯蔵性能に大きく影響する重要なパラメーターです。製造プロセスの効率を高めるためには、これらの特性を最適な範囲で管理・制御することが求められます。グラファイトの粒子径はレーザー回折法で、粒子の円形度は動的画像解析法で測定することが推奨されています。これまで、粒子径と形状をそれぞれ別の装置で測定する必要がありましたが、Bettersizer S3 Plusは、1台で両方の測定技術を搭載しており、1回の測定で粒子径と形状のデータを同時に取得することが可能です。
製品
Bettersizer S3 Plus
産業...
容器サイズの最適化を実現するタップ密度測定
食品業界において、適切な包装サイズの設定は、充填工程の安定化や輸送コストの削減に直結する重要な要素です。とりわけ、粉体製品においてはバルク密度およびタップ密度の情報を基に、効率的かつ経済的な容器設計が求められます。
本アプリケーションノートでは、ホエイプロテイン、ソイプロテイン、およびその混合粉末の3種類を対象に、自動タップ密度試験機BeDensi T1 Pro を用いて、包装設計に必要な粉体物性データの取得方法を紹介します。
製品名:BeDensi T Pro シリーズ
業界:食品・飲料
試料:プロテイン粉末(ホエイ、ソイ、混合)
測定項目:タップ密度
測定技術:粉体物...
シリコンカーバイド研磨材の品質検査におけるレーザー粒度分布測定装置の活用
研磨材製品において、粒子の粒度分布は最も重要な品質指標のひとつです。本アプリケーションノートでは、レーザー回折式粒度分布測定装置「Bettersizer ST」を用いて、黒色シリコンカーバイド(炭化ケイ素)の4つの製造ロットに対し粒度分布を測定・比較しました。
ロットごとの粒度分布を比較することで、製造工程の安定性を評価することができます。また、得られた測定結果をISO規格と照らし合わせることで、製品が基準を満たしているかどうかを確認することが可能です。
このように、粒度分布の測定は製品品質のばらつきを抑え、安定した生産と信頼性の高い品質管理を実現する上で欠かせないプロセスです。
使用機種:...